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目次

かかりつけ医院や家庭医といわれるホームドクターの意識と、病院の関係

健康を診察すると書く「健診」と、検査して診察すると書く「検診」について

胃潰瘍および十二指腸潰瘍

胃のレントゲン検査と胃カメラ検査の両方の必要性

高コレステロール血症、高脂血症などについて

高血圧症

脳卒中について

アルコールと、タバコについて

低血圧症

慢性肝炎

B型肝炎のキャリア

C型慢性肝炎

アルコール性肝炎

糖尿病

腰痛症

四十肩、五十肩

痛風、高尿酸血症

『生活習慣病と健診について』

 今まで、癌、脳卒中、心疾患、高血圧、糖尿病などを成人病と呼んでいました。
これらの病気は、毎日のライフスタイルによって大きく変化することが明らかになってきました。そのためこのような重大な病気を防ぐためには、ライフスタイルの改善が必要だと言うことから生活習慣病という考えが生まれました。

 食習慣、運動習慣、休養、禁煙、飲酒等の生活習慣がその発症、進行に関与する疾患群、というのがその定義です。
そのため毎日の暮しの中から病気を予防するという考えが生まれました。



かかりつけ医院や家庭医といわれるホームドクターの意識と、病院の関係
身近に信頼できるホームドクターをもつということは、自分の健康維持に大切なことです。
しかし、ホームドクターとのなれ合いがすぎると、あの薬を出してもらいたいなどと、診察抜きの診療になりがちで、隠れた病気の見逃しの原因を作りやすい。
このような見逃しに陥らないように、ホームドクターは冷静な判断で診察をしなければならない。
また病院での検査や治療の必要がある場合は、病院との太いパイプを持ち、医師相互に、いつでもデータの交換や紹介ができるような態勢をとれる姿勢が必要である。



健康を診察すると書く「健診」と、検査して診察すると書く「検診」について
今日、生活習慣病の早期発見の必要から、人間ドックの受診率が高くなってきました。
これらを総称する健診には、人間ドックのほか職場健診や健康診査などがあります。
この目的は健康の確認と、生活環境、食事、嗜好品などの片寄の軌道修正をすることにより、病気を予防することにあると思われます。
したがって、健康で元気なときから、積極的に受診することが大切です。
ただ、この健診で異常なしとの判定がでた場合でも、どこにも異常がない、ということではないとの意識も必要です。
どうしてかというと、たとえば健診センターで撮影される胃のレントゲン写真は、我々医師に判定が要請されるわけで、所見があれば診断がつきますが、撮影条件が悪く判読不明の場合でも、判定ハガキの結果は所見なしとなることもあるからです。
これに対し、検査して診察すると書く検診というのには、胃癌検診、乳癌検診、子宮癌検診、大腸癌検診などがあり、それぞれの病気に的を絞った検査であり、前記の健診とは意味合いが違います。



胃潰瘍および十二指腸潰瘍
 これは粘膜の攻撃因子と防御因子のバランスの乱れで生ずる消化性潰瘍である。
最近では、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が、難治性で再発を繰り返しているのは、ヘリコバクター・ピロリという、口腔内にもいる常在菌で、胃酸の中でも死滅しない細菌が原因の一つといわれています。
 タケプロン、クラリシッド、サワシリンなどの三剤併用を1週間使用し除菌をはかり、その後、潰瘍治療薬で治療します。
 ただ潰瘍の根本原因は、胃酸分泌の異常、タバコ、アルコール、嗜好品、食生活、ストレスなどが関与しているといわれ、これにピロリ菌がかかわるので、この菌の除菌をするだけでは潰瘍は治りにくいし、上記の根本原因の除去と、薬品による治療が大前提である。
 最近、H2レセプター拮抗薬(H2ブロッカー)(ザンタック、タガメット)とプロトンポンプ阻害薬(オメプラール)などの優れた酸分泌抑制薬の登場で治癒成績は飛躍的に向上した。その結果、穿孔、出血、難治性潰瘍などの絶対的手術適応をのぞいて、外科手術を必要とする症例は著しく少なくなった。



胃のレントゲン検査と胃カメラ検査の両方の必要性
 胃のレントゲン検査は、昔は健診受診率が低かったので花キャベツ様の胃癌の発見などがありました。現在では胃粘膜の微細病変の発見が必要になり、直接粘膜を見る胃カメラの重要性が増してきました。胃カメラでは組織検査もポリープの切除もすることができます。
 このように考えると、胃のレントゲン検査は必要がないように思われますが、全胃癌の1割近くある「スキルス」という胃癌の一種は、胃の粘膜には変化がなく胃の筋層に広がる癌のため、粘膜を見る胃カメラでは見逃しがあり、胃のレントゲン検査で発見出来ることがあるのでこの検査も重要です。
 また、胃カメラについても、ねじれた胃のために死角ができたり、胃液が多すぎたり、食物残渣が多かったりすると診断がつきにくいことがあります。



高コレステロール血症、高脂血症などについて
 コレステロール220mg/dl、トリグリセリッドTG 150mg/dl以上でも、ほとんど無症状のため、その治療の目的は、放置すれば将来、動脈硬化性疾患になる恐れがあるということを認識しなければならない。
 すなわち、これらの値が高いまま放置していると、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞になりやすいので注意が必要である。
 動物性の脂肪、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足がおもな原因であり、逆に植物性の油はコレステロールを下げるといわれている。



高血圧症
 原因が特定できない本態性高血圧が大半で、二次性高血圧には原因が分かっている心臓疾患や腎性高血圧などがある。
 高血圧症に伴う血管の病変は、動脈硬化であり、脳血管障害には、脳卒中があり、心疾患には、心筋梗塞などがあり、また解離性大動脈瘤などの動脈疾患も合併しやすい。
食生活では、肥満、塩分過多、アルコールの飲み過ぎなどをさけ、日常生活ではストレスや過労に注意すること。
 たとえば、食べ過ぎをすると、塩分の摂取量も多くなるし、また、しょっぱいみそ汁を薄める事は一見いいように思えるが、それを全部飲んでしまえば多量の塩分摂取となってしまう。
 漬け物や塩辛いものなどを極力さけて、一日の食塩摂取量は10g以下にすること。ラーメン1杯で約7gほどだそうです。
 また、軽い運動を毎日続けて行うことは、肥満の防止になるし、ストレスを発散させる良い方法である。
 降圧剤を飲み始めると、一生飲み続けなければならないので飲みたくないという話をよく聞くことがありますが、飲まない事によって絶対的に脳卒中になる危険が高くなるということである。
 絶対に必要だから投薬されるわけで、その症状に応じて降圧剤は服用してもらいたいと思います。



脳卒中について
 脳の中に出血する脳出血と、血液や脂肪などの固まりが血管に詰まる脳梗塞とがある。
 酒の飲み過ぎ、ヘビースモーカー、肥満、それに糖尿病、高コレステロール、痛風、不整脈などが合併していると脳卒中の予後が悪いといわれる。
 動脈硬化などで、不整脈があれば不規則に心臓が収縮するため、血液が心臓でよどみ、心臓の弁に付着した血液の固まりの血栓がはがれ、心臓の拍動で脳に運ばれ、脳の血管がつまり脳梗塞になる。これを脳血栓という。
 たばこは、動脈硬化の最大原因だし、糖尿病は、動脈がもろくなりやすく、高脂血症では、血液が濃く粘っこくなり脳梗塞になりやすい。
 東北地方に脳卒中が多く、沖縄に少ないのは食塩の摂取量の違いがあると考えられる。



アルコールと、タバコについて
 アルコールとタバコは、成人の二大嗜好品ですが、アルコールは百薬の長といわれる反面、タバコは百害あって一利なしといわれている。
 確かにアルコールは、適量であれば心身の緊張をやわらげ、ストレスをとり、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やし動脈硬化を予防することがわかっています。この「適量」が大切で、それぞれのアルコール濃度でなく、「目安量」すなわち「アルコールの含量」に気をつけることが重要である。

アルコール濃度 目安量 アルコール含量
日本酒 (15〜16%) 1合(180ml) 21.6g
ビール (3〜5%) 大瓶 (633ml) 22.3g
ウイスキー (37〜43%) ダブル ( 60ml) 20.6g
ワイン (12〜14%) 1グラス (150ml) 14.4g
焼酎 (20〜45%) 1合 (180ml) 36.0g

 一方、タバコは、確かに気分をリラックスさせる効果があるといわれており、疲れ切ったときには、ニコチンの作用によって神経が興奮するため、一時的にリフレッシュするような錯覚に陥いります。タバコは、肺癌の罹患率を増加させ、心臓に負担をかけ、血行障害をおこし、血圧を高めてしまう作用があるといわれています。
 それでも喫煙者が減らないのは、タバコの害はわかっていても、どうしてもやめられないとか、自分に限って癌になることはない、タバコを全然飲まない人でも肺癌になった、などと身勝手に考えている人が多いからと思います。
 しかし、喫煙者本人の害よりも、タバコが燃えるときにでる「副流煙」が周囲の人の健康に与える悪影響があるということも覚えておきたいものです。



低血圧症
 本態性低血圧症は、脳軟化症になりやすいというのは俗説で、高血圧や動脈硬化の方が病態的には心配である。
 また、自覚症状を持たないときは、病態とは考えられず、長寿の傾向すらあるので、これを体質性低血圧と呼び病気ではない。
 起立性低血圧で起立性調節障害すなわち立ちくらみとなるのは心配がいらないし、ゆっくり立ち上がることで立ちくらみを予防できる。



慢性肝炎
 GOT(8〜35),GPT(3〜35)、γ-GTP(♂60↓、♀35↓)などの肝機能検査の異常で指摘される。
 肝炎の原因は、約8割が肝炎ウイルスによるといわれ、現在はA型B型C型D型E型などがあるといわれている。D型E型は日本には少なく、残りはアルコール性肝炎などである。
A型肝炎は、流行性肝炎ともいわれ、急性肝炎のみで、発熱と関節痛などで風邪症状と同じような症状で始まる。
 このウイルス(HAV)は、生ガキ、貝などを食べたときに経口感染することがある。
東南アジア旅行などで感染することが多く、2〜3ヶ月ほどの治療で治癒する。
B型肝炎は、血性肝炎といわれていたもので、血液から感染し、急性と慢性がある。
この慢性肝炎は、主としてウイルス(HBV)を持った母親より、出生時に母子感染で発症します。このB型肝炎は、グロブリンやワクチンによって感染が予防されるようになってきたので将来はなくなるといわれている。



B型肝炎のキャリア
 B型肝炎ウイルスに感染し、血中のHBs抗原が6ヶ月以上陽性の場合を、HBs抗原のキャリアといい、血中にB型肝炎ウイルスが存在することを示している。
その中で、肝機能にも異常のない人は、無症候性キャリアと呼ばれ、他の人に感染することがある。
 日本人は2〜3%がキャリアといわれている。日常はなにも異常なく生活している。ただし、一般の人よりB型慢性肝炎になりやすく、それから肝硬変に移行し肝臓癌を合併しやすい。
 しかし、この抗原が陽性というだけでは、病気ではなく、治療は必要ないが、症状がなくても定期的に検診は受けた方がよい。
 ただ、HBs抗原陽性者は、B型肝炎を引き起こすウイルスが体の中にいることを意味し、自分の血液が感染源になるし、輸血は出来ないということを理解しなければならない。また、歯ブラシ、かみそりなどを共有しないようにする。
 HBs抗原陰性の人で、B型肝炎ウイルスに感染する危険があったときは、抗B型肝炎人免疫グロブリン(HBIG)とワクチンを接種する。



C型慢性肝炎
 C型肝炎は、非A非Bともよばれ、近年ウイルス(HCV)が発見され、これも血液によって感染するといわれる。
 輸血後肝炎は、このウイルスが原因である。B型肝炎に比べ、自覚症状は軽いが非常に治りにくい。ウイルスの増殖を抑える薬剤に、インターフェロンがあるが再発を繰り返しやすい。
 HCVキャリアの感染力は、B型肝炎に比べて弱いが、血液による感染ということでは同じである。
 B型肝炎もC型肝炎も、そのまま放置していると、肝硬変や肝臓癌に移行することがあるので、きっちりと治療をする必要がある。



アルコール性肝炎
 日本酒に換算し、毎日約3合以上を飲み続けると、アルコール性肝障害になりやすい。
 アルコール性肝炎になった場合は、禁酒、高蛋白および肝庇護剤で治療を行う。
 アルコール性脂肪肝の場合には、禁酒等にて元に戻るが、肝硬変になってしまうと、肝機能が元に戻らず肝臓癌を合併する危険が高くなります。



糖尿病
 膵臓が分泌するインシュリンの作用不足のために高血糖を主徴とする慢性の全身的な代謝異常を来す疾患である。
 普通は自覚症状が見られないことがほとんどで、その後、口渇、多飲、多尿、体重減少、下肢のしびれ、視力障害などが症状としてあらわれる。
 空腹時血糖は110mg/dl以下が正常である。
 この血糖異常が長期にわたると全身の血管を中心とした多種の合併症を来す。
糖尿病そのものの原因で死亡する確率は4%ほどで、大部分は血管障害による合併症によるものである。
 合併症の主なものは糖尿病性白内障、運動神経障害、自律神経障害、感染症、心血管障害すなわち動脈硬化症、脳出血や心筋梗塞などが起こりやすい。
 食事療法が大切で血糖値に基づき総エネルギー量のコントロールや減塩食を行う。アルコールは原則禁止である。運動療法も大切で、血糖降下剤等の治療を必要とする。血糖降下剤が強すぎた時には低血糖になり、昏睡になることがあるので注意が必要である。



腰痛症
 人類が二本足で立って歩くようになったための、宿命的な病気といわれている。
 肥満、運動不足なども原因となる腰痛症は、筋・筋膜性腰痛ともよばれ、腹筋や殿筋が弱く、腰椎前彎(腰のそり返り)が強くなり、姿勢を保つのに大切な腰背筋に無理がかかるため起こるといわれています。
 予防については、長時間同じ姿勢をとらないこと、イスに座るときは深く腰をかけ背もたれに背中を沿わせること、そしてよく運動し、疲れたら十分休憩する。全体の栄養のバランスを考えながら、骨を強くするタンパク質やカルシウムを十分とること。太りすぎにならないようにコントロールすることなどです。
 腰痛体操のこつは、あおむけに寝て足首の運動、腰や背中を床につけたまま腰を浮かせるヒップアップ運動、それに両足抱え伸ばし運動、立ってつま先で背伸び運動をすることです。
 この中の1つの体操は、3から5回繰り返すこと。 そして、運動量の目安は終わった後に心地よい疲労感を残す程度がよい。 腰痛が取れた後でも、これらを気長に3ケ月以上続けることが理想です。
 すなわち、腰部の柔軟性、安定性、支持性のある脊柱を作り、腹筋を強くし、そして筋肉を伸び縮みさせるストレッチングをすることなどが、腰痛の予防になると思われる。



四十肩、五十肩
 肩関節周囲炎といわれ、軽度の肩の痛みで始まり、動かすと痛いので動かさないで放置してしまうので、次第に肩関節が堅くなって少しの運動でも肩の痛みが増強してしまう症状です。
 予防としては、放置するとだんだん憎悪してしまうため、肩関節の可動域訓練、つまり、少し痛いと感じる角度までストレッチングを繰り返し、ゆっくり関節を動かす訓練を続けることが大切である。



痛風、高尿酸血症
 蛋白質は、体内で燃焼してエネルギーになり、その蛋白質の一種であるプリン体の燃えかすが尿酸である。 これは普段は尿中から排泄される。
尿酸の正常値は 6.5mg/dl以下であり、8.5mg/dl以上で痛風発作や腎障害を招く危険があるので治療が必要である。
 食事療法のポイントは、プリン体を多く含む食品を少なくし、尿酸が尿に解けやすいアルカリ性食品を多くとること。
 控えたいプリン体を多く含む食品は、いわし、さんまの干し物、かつお節、にぼし、大正エビ、レバー、豆腐、納豆など。
 多くとりたいアルカリ性食品は、ひじき、ワカメ、昆布、干し椎茸、ほうれん草、にんじん、キャベツ、大根などです。
 また、肥満になると血中尿酸値が高くなるので気をつけること。 水分も十分にとること。 塩分や、動物性脂肪は控えること。 アルコールは、軽くたしなむ程度にすることなどに気をつけることです。